リファレンス
対応ファーム v0.200 / 最終更新 2026-07-16
画面項目・設定範囲・仕様・用語を、操作手順を交えず項目ごとに調べられる形でまとめます。手順を知りたい場合はMBC2を使うを参照してください。
このページの内容
- 製品仕様
- 画面一覧
- ステータス表示一覧
- 回転方向表示一覧
- 設定項目一覧
- BattEmulate電池プリセット一覧
- エラー・注意表示一覧
- 用語集
1製品仕様
| 項目 | 仕様 |
| 対応モーター | ミニ四駆用モーター(130サイズDCモーター) |
| 非対応モーター | ウルトラダッシュ・プラズマダッシュなどの高出力モーター(検証していないため動作を保証できません) |
| 電源電圧 | 12V(定格) |
| 定格電流 | 3A |
| ディスプレイ | 1.8インチ フルカラー液晶 |
| 回転検出方式 | 反射型赤外線センサーと専用キャップ |
| 温度検出方式 | NTCサーミスタを対象物に接触させる |
| モーター指定電圧 | 0.0〜9.0V(0.1V単位)。ミニ四駆用モーターの定格3.0Vを超えないよう推奨 |
| 接続モーター数 | 同時に1個まで |
| 電源コネクタ | DCジャック(内径2.1mm・外径5.5mm、中心が+極) |
| 操作 | ロータリーエンコーダー(ツマミ)1個 |
| 通信 | WiFi(設定・OTAファームウェア更新)、USB(PCツールとのシリアル通信) |
| プログラム保存数 | No.1〜50(50個)+ No.0(Manual実行専用) |
2画面一覧
| 画面 | 概要 |
| メニュー画面 | 各画面に移動するための画面。電源投入時に最初に表示される |
| プログラム実行画面 | 慣らしを実行中に表示。実行中でも電圧等の変更が可能 |
| プログラム変更画面 | 慣らしのプログラムを変更・実行する画面 |
| ログ画面(リスト表示) | 実行中/直前に終了した慣らしの結果をリストで表示 |
| ログ画面(グラフ表示) | 同上の結果をグラフで表示。サイクルごとの変化を確認できる |
| Motor Testサブメニュー | BattEmulate・AccelTestへの入口 |
| BattEmulate設定・実行・ログ画面 | 電池の放電特性を再現してモーターに電力供給 |
| AccelTest設定・実行・結果画面 | モーターの負荷特性(No/Lo/Hi)を測定 |
| 設定画面 | 各種設定・初期化などを行う画面 |
| 校正画面 | 電圧・電流・温度の実測値との差を調整する画面 |
| WiFi画面 | WiFiの設定、WiFi経由でのファームウェア更新 |
| User Guide画面 | 本オンラインガイドへのQRコードを表示 |
3ステータス表示一覧
プログラム実行画面・BattEmulate実行画面に表示される状態です。
| 表示 | 意味 |
| Running | 通常の状態。指定電圧でモーターを回している |
| Pause | 一時停止中。時間は経過する |
| Cooling | 冷却中。プログラム変更画面で指定した時間だけ回転を止める |
| Over Heat | 温度が高すぎるため回転を停止。設定温度より3℃下がったら再開 |
| Step End | ステップが終了した |
| Finish! | 目標回転数を達成、または最大サイクルまで実行して終了 |
| Over Current | 電流値が高すぎるため、機器の故障や火災を防ぐため強制停止 |
| No rpm | AccelTestで、指定した電圧をかけてもモーターが回っていないため中断(v0.200以降) |
4回転方向表示一覧
| 表示 | 意味 |
| Normal / N | 正転 |
| Reverse / R | 逆転 |
| N_Pulse / NP | 正転パルス慣らし(電圧を上げ下げ) |
| R_Pulse / RP | 逆転パルス慣らし |
| − | 当該ステップをスキップ(ログも取らない) |
5設定項目一覧
プログラム変更画面
| 項目 | 範囲・単位 |
| プログラム名 | 最大4文字(0〜9、A〜Z) |
| Cycle(最大サイクル数) | 整数指定(1〜99) |
| rStop(回転上限) | 累積回転数の上限。0(none)〜25.0M回転相当。到達すると目標回転数・サイクル数に関わらず即終了 |
| Target(目標回転数) | 0〜99000rpm(1000rpm単位)。0で判定なし |
| 指定電圧 | 0.0〜9.0V(0.1V単位)。設定画面の上限電圧が優先 |
| 実行時間・冷却時間 | 0秒〜960分(16時間) |
設定画面(Setting)
| 項目 | 内容 |
| Over Heat | オーバーヒート判定温度(0〜100℃)。到達で回転を停止し、3℃下がったら再開 |
| Limit(上限電圧) | 3.0〜9.0V(0.1V単位)。指定電圧よりこちらが優先される |
| Limit(上限電流) | 0.5〜4.5A(0.1A単位)。超えると Over Current で強制停止 |
| Brightness | 画面輝度 0〜16 |
| Judgement Step | Last Step/1st Step/All Step |
| Low Voltage Mode | 低電圧慣らし時の再始動用一時電圧。削りカス詰まりによる途中停止を検知してこの電圧をかけ、止まったまま通電してコイルが過熱するのを防ぐ(none/0.1〜3.0V)。Manual実行時は無効 |
| Pulse | 最低電圧(0V〜上限電圧)・実行間隔(1〜9秒)・パターン(on/off/Linear) |
| Buzzer | ブザー音量 0〜5(0でOFF)。慣らし完了時・エラー時に鳴る |
| Calibration | 校正画面へ移動 |
| Initialize All Data | 設定・校正・プログラムをすべて初期化 |
校正画面(Calibration)
| 項目 | 内容 |
| duty | モーター駆動パワー値(0〜8191)。電圧ではない |
| direction | 校正に使う回転方向(F:正転/B:逆転) |
| Voltage | 測定電圧 → 校正後電圧(mV) |
| N/R(電圧補正率) | 正転側/逆転側の補正率を0.01%単位で設定 |
| Current/A rate | 測定電流 → 校正後電流、電流補正率0.01%単位 |
| Temp/Temperature offset | 測定温度 → 校正後温度、補正値1℃単位 |
AccelTest設定
| 項目 | 範囲 | 初期値 |
| Volt | 2.2〜4.8V | 3.0V |
| Dir | all/normal/reverse | all |
| Count | 1〜10 | 1 |
6BattEmulate電池プリセット一覧
| プリセット | 開始電圧 | 内部抵抗 | 容量 | 化学特性 |
| NiMH | 2.9V | 40mΩ | 950mAh | NiMH(自動・変更不可) |
| Alkaline | 3.2V | 200mΩ | 700mAh | Alkaline(自動・変更不可) |
| PowerChamp | 3.2V | 200mΩ | 720mAh | Alkaline(自動・変更不可) |
| Panasonic | 3.2V | 150mΩ | 850mAh | Alkaline(自動・変更不可) |
| Custom | 任意設定 | 任意設定 | 任意設定 | NiMH/Alkalineを選択可 |
AccelTest結果画面の Power Supply でも同じプリセット(+MBC2直結)を選択できます。
Custom を選ぶと、次の範囲で自由に設定できます。
| 項目 | 範囲 |
| 開始電圧 | 0.1〜3.3V(0.1V単位) |
| 内部抵抗 | 5〜1000mΩ(5mΩ単位) |
| 容量 | 50〜9950mAh(50mAh単位) |
| 実行時間 | 5〜300秒(5秒単位) |
| 化学特性 | NiMH/Alkaline |
| 回転方向 | Normal/Reverse |
その他の動作
| 項目 | 内容 |
| スクリーンセーバー | 約5分操作しないと画面が消灯する。ツマミを操作すると復帰する |
| 液晶の再起動 | ツマミを3秒長押しすると液晶が再起動する(押したままで動作。離す必要はありません) |
7エラー・注意表示一覧
| 表示・症状 | 内容 |
| Over Current | 電流値が設定画面の上限電流を超えた。モーターの回転とプログラムを強制停止 |
| Over Heat | 温度が設定画面のOver Heat温度に到達。回転を一時停止し、3℃下がったら再開 |
| 画面がバグる・白くなる | モーターのノイズが原因で画面描画が乱れる場合がある。詳しくはトラブル記事を参照 |
| 回転数を計測できない | 回転数計測キャップ・センサー感度・フォトリフレクタのいずれかに問題がある可能性。詳しくはトラブル記事を参照 |
| 回転数計測キャップが緩い | 瞬間接着剤で穴を薄くコーティングして直せる。購入・3Dプリントでの入手も可能。詳しくはトラブル記事を参照 |
| 電圧を上げる/ダッシュ系モーターでシャットダウンする | リセッタブルヒューズ(BSMD1812-300-16V/16V 3A)の故障が考えられる。交換で治る可能性がある。詳しくはトラブル記事を参照 |
| 温度が-9℃のままになる | -9℃は表示下限。外部温度センサー切り替えスイッチ、または温度センサー(NCU18XH103F6SRB)の問題。詳しくはトラブル記事を参照 |
| 熱くないのに高温と誤検知される | センサーの絶縁塗膜がはがれ、金属端子がモーター缶に触れてショートしている。ソルダーレジスト補修材などで絶縁する。詳しくはトラブル記事を参照 |
| モーターの回転が安定しない | モーターの固定・モーターカバーの取り付けを確認する。締めすぎで回転が阻害される場合もある。詳しくはトラブル記事を参照 |
| 画面がつかず、カチカチ音がする | 製造上の不手際。MIC-LABOまでご連絡ください。詳しくはトラブル記事を参照 |
| 液晶が固まって動かない | ロータリーエンコーダーを3秒長押しすると液晶が再起動し、画面が一瞬白くなって動作が再開する(押したまま3秒で再起動します。離す必要はありません) |
| No rpm | AccelTestで、指定した電圧をかけてもモーターが回っていない。モーターの装着・ターミナルの接触・回転数計測キャップを確認する |
8用語集
| 用語 | 意味 |
| rpm | 1分あたりの回転数。モーターの回転速度 |
| kv値 | 回転数を電圧で割った値。モーターの回りやすさの指標 |
| 指定電圧 | 各ステップでモーターにかける設定上の電圧 |
| 正転/逆転(Forward/Reverse) | モーターの回転方向 |
| ステップ | プログラムを構成する1〜5番目の実行単位。電圧・方向・時間を個別設定 |
| サイクル | 目標回転数に達しなかった場合に繰り返す慣らしの周回数(=おかわり回数) |
| おかわり判定 | 目標回転数に達しなかった場合に、次のサイクルへ継続するかどうかの判定機能 |
| 判定ステップ | おかわり判定をどのステップで行うかの設定(Last/1st/All Step) |
| 回転数計測キャップ | モーター軸に装着し、反射でセンサーに回転数を読み取らせる部品 |
| 冷却時間 | 実行時間終了後にモーターの回転を止めて休ませる時間 |
| 負荷インデックス(No/Lo/Hi) | AccelTestが求める、無負荷・軽負荷・高負荷相当の回転数/電流の予測区分 |
| 内部抵抗 | 電池が持つ電気抵抗。高いほど電流が増えたときの電圧降下(端子電圧の低下)が大きい |
| 端子電圧 | 電池の開放電圧から内部抵抗による電圧降下を差し引いた、実際にモーターへかかる電圧 |
| 電池エミュレート(BattEmulate) | 指定した電池の放電特性を模擬してモーターに電力供給する機能 |
| duty(デューティー値) | モーターを回転させるパワーを表す内部制御値。電圧そのものではない |
| rStop(回転上限) | 累積回転数の上限設定。到達すると目標回転数やサイクル数に関わらず慣らしを終了する |
| 共有リンク | PCツール(MBC2 Program Editor)で、編集中のプログラムをURL1本に変換して他の人と共有する機能 |